当院について精密治療について

医療法人ホワイトデンタルが掲げる精密治療とは

医療法人ホワイトデンタルでは全てのドクターが精密治療を行っています。「精密治療」をうたっている歯科医院は多いと思いますが、具体的には何をしているかご存じですか?

まずは見ること・・・当たり前のように聞こえるかも知れませんが、これは非常に重要なことなのです。見えなければ正確な治療を行うことはできません。それではよく見るためにはどうしたらよいか? 皆さんならどうしますか? 「虫眼鏡でみる」「顕微鏡を使う」いろいろな方法があると思います。

どんなに目の良い人でも、肉眼で見るのには限界があります。細菌を目で見ろと言っても無理ですよね。でも顕微鏡ならば細菌の数を数えることもできます。


医療法人ホワイトデンタルでは全てのドクターが「サージテル」という歯科治療用の拡大鏡を使用して治療を行っています。日本では「俺は目が良いからそんなものは必要ない・・」と言っているドクターが多くいるようですが、そのようなレベルの話ではありません。

人間の裸眼での二点識別域は0.2mmが限界といわれています。「0.2ミリ」つまり200ミクロン以下の物は判別できません。しかし私たち歯科医の仕事は数十ミクロン単位の仕事も多く存在します。例えば審美歯科領域での歯肉とのラインの設定など、あとセラミック冠の適合状態・・・などです。
ヨーロッパではほとんどの歯科医師が使用して治療に当たっていますし、アメリカでもかなり一般的になってきています。
そもそも手先で治療に当たる医師というものは「よく見ること、見えること」が不可欠です。

テレビのドラマで出てくる心臓外科医や脳外科医は裸眼で手術を行っているでしょうか? また「日本のスーパードクター」で出てくる脳外科医の福島先生は8~20倍の倍率の実体顕微鏡を使用しているからこそ「神の手」と言われる手術が可能になるのであり、もし裸眼で行っていたら全く何もできないはずです。


私が使用しているものは8倍の倍率のものであり、心臓外科のドクターが1ミリの血管を縫合するために使用するものと同じものです。人間の手先というものはすごいもので、見えればミクロン単位の仕事も可能です。しかし見えなければ数ミリ単位の仕事も雑になっていまいます。

私もこのサージテルを使用していないときは、奥歯の細かい治療は苦痛で仕方がありませんでした。しかしこのサージテルを使用するようになってからは、手先が思うように動き、どんなに細かい仕事でもストレスなく行うことができるようになりました。

同じ治療でも、明らかにレベルの高いサービスを患者様に提供できるようになったと思います。また当院の歯科衛生士もこれを使用することによってレベルの高い治療を共有し、歯科医院自体の治療レベルを高めることに成功しました。

最新設備、器械を使用することも大事だとは思いますが、それを使うのは人間です。その人間が見えていなければせっかくの設備も宝の持ち腐れ、何の役にも立ちません。私たちは「見える」ことによってより高度な医療を提供していきます。