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歯周治療

内科的歯周治療とは?

 歯周病が歯周病菌によって引き起こされることは、テレビでのCM等で皆さんもご存知のことと思います。それは風邪を引いたときは、風邪のウィルスが原因しているのと全く同じことです。その他の感染症の時も、それぞれの原因の細菌が必ずあり、それに対する処置は通常は抗菌剤等の薬材投与が基本となっています。それでは歯周病の場合はどうでしょうか? 通常通り、ブラッシングによる細菌の除去は当然としても、歯のクリーニングや手術等の外科的処置に我々歯科医は頼りすぎていた感があります。患者様サイドにとってみれば麻酔をされたり手術を受けるよりは、薬を飲むだけで確実に治るほうが良いに決まっています。この治療法はまだ始まったばかりで、不確定要素も多いのは事実ですが、確実に効果のある治療法だと思います。実際、私の経験でも、歯肉の腫れのひどい重度の歯周病患者様が1週間の薬材の投与のみで、かなり良くなるという症例も何度か経験しております。また、胃がんの原因となるピロリ菌除去をすると、歯周病がかなり改善するということが経験的にわかっています。それはどうもピロリ菌を退治する薬が歯周病菌にも効いているからといわれています。手術の前に内科的歯周治療をトライするのは非常に価値あることだと思いますが、一概にそうも言えない部分もあります。
 それは、「健康保険が効かない」ということです。この方法は厚生労働省で認められた方法ではないため、厚生労働省の定めた薬材の効能には歯周治療はありません。そのため、4〜5年前だったと思いますが、同省からの通達では、「保険治療はしないこと。」「それを行なった場合はすべての歯周治療は自由診療となる。」などのことがあったと思います。平たく言えば、「もし内科的歯周治療を行うならば、それに関する事柄はすべて自由診療となりますよ。治療後芳しくない結果になっても、その後の手術等はすべて保険が効きませんよ・・」ということです。いずれにしても「悪法もまた法」で絶対に守らなくてはなりません。もし内科的治療の受診希望の方、そのあたりをよくご検討になりお決めください。

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