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レーザーによる正確なムシ歯の診断

歯医者さんの「これは、小さい虫歯ですね。ほら、ここが黒くなってるでしょう…」は、ホント??

毎日、多くの患者様のお口の中を診ていて、よくあるのは、初期のムシ歯の判定が非常に困難であるということです。もちろん、大きな穴があいていて、食べ物がつまるようなムシ歯は、治療が必要であるということは、見るだけで、素人でもわかります。しかし、ムシ歯の、ごく初期のC0からC1の場合、そのまま削らず放置して置いたほうがいいのか、進行止めを塗るのがいいのか、それとも削って充填(歯に詰めること)をしたほうが良いのか、今までは歯科医の経験とカンに頼るしかありませんでした。「でした。」と過去形で書きましたが、実際は今でも、ほとんど大多数の歯科医が、この方法で診断しているのが現実です。果たして、この歯科医の目による診断法は、本当に正確なのでしょうか?ムシ歯を見逃されたり、ムシ歯ではない歯を、間違って削られる危険性はないのでしょうか?

こういうことを考察する場合、通常EBM (Evidence Based Medicine) に基づいて検証します。EBMとは、大学、研究所などの専門の研究機関で、科学的に実証された客観的事実のことです。

上記の表は、ある研究機関で実証され、統計学的に出された数字です。この結果から分かることは、熟練された歯科医師でも従来型の診療では、56~58%の正確さしかないということです。これは初期のムシ歯に対しては、人の目での診断は限界があるということを示しています。

現在、最も信頼できる初期のムシ歯の診断法とは?

当院では、ドイツ、KAVO社製の初期ウ蝕診断用レーザー「ダイアグノデント」を使用しています。これは、ダイオードレーザーから発せられるレーザー光が、歯質やムシ歯に当たると、ある種の蛍光を発し、その反射光を読み取ることにより、正確に「放置してよい」のか「治療が必要」なのか、数値によって表されます。

この数値を読み取ることで、「全然ムシ歯がなさそうな歯」や「黒くなっていて、削らなければいけなさそうな歯」に対しての治療精度を高めていくことができます。

時々、他院で「削って治療しないといけないよ。」と言われて、それを疑問に思われたのか、「本当に削らないといけないのかどうか、診察して欲しい。」と、セカンドオピニオンを求めて、当院にいらっしゃる患者様が増えてきています。特に、小さいお子様をお持ちのお母様方が、子供さんの生えてきたばっかりの歯を心配されて来院されるケースが多いようです。かなりの場合は、やはり削って治療が必要なケースの方が多いのですが、中には削らずにそのままお帰り頂く方も少なからずいらっしゃいます。このレーザー診断器を導入して、2年程経ちますが、今では「これなしでは正確な診断ができない。」と言うほど、頼りにしています。

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